世界に繋がる 未来に羽ばたく

VISION

社員一人ひとりの成長で未来に
羽ばたく

1964年に羽田空港アクセスとして誕生した当社は、開業から50年以上、沿線地域と共に発展をしてきました。近年では羽田空港の国際線発着便枠の拡充により、その役割が増していく一方で、羽田空港への輸送機関は多様化が進み、お客さまに選ばれる交通機関としての当社の実力が試されている時でもあります。
私たちは、お客さまの日常に安全で安定的な輸送を提供するために、毎日毎晩、不断の努力を続けています。こうした日々の業務を支えるのは社員一人ひとりの「安全を最優先」とする考え方と「もっとお客さまのために行動したい」という思いです。たとえ安全に関するシステムがどれほど優れたものであっても、社員の適切な行動がなければ安全で安定的な輸送は実現できません。また、これまで安全であったものが今後の安全を保証しているわけでもありません。私たちは、身の回りに潜んだ様々な危険の芽を一つずつ排除していくことで日々の安全を作り上げていくことを目指しています。
そして、その過程において社員一人ひとりが「安全とは何か、サービスとは何か」を自ら考え、実践することを通して成長し、未来へと羽ばたいていくことが、当社の次の時代を築き上げていくと考えています。

VISIONのイメージ

パイオニアとしての
技術に磨きをかけていく

当社はモノレール事業のパイオニアとして、常に新たな技術を採り入れ、安全性や速達性、快適な乗り心地の向上に取り組んできました。特に2014年7月に営業運転を開始した新型車両10000形はモノレール車両として初めてイーサネットを活用した車両情報制御装置を採用しています。大容量かつ高速な通信装置によって、車両制御情報のデータ化並びに集中管理が可能となり、異常の早期での把握や復旧、そしてお客さまをより安全、確実に目的地へと送り届けることが可能になりました。また車両以外では、振動や騒音を軽減するために独自に開発をした「合成軌道桁」や、長年の研究の末開発された「シーサス転てつ器」(交差式ポイント)は、当社の転てつ器開発技術の集大成ともいえ、安全輸送の要として活躍しています。
さらに当社はこれまでも国内のさまざまなモノレール事業者の開業に協力してきただけではなく、都市交通としてのモノレールの特性に注目している海外からの視察も多く、現在はメンテナンスとオペレーションを中心とした海外ビジネスも検討しているところです。
そして、私たちにはこうした長年積み重ねてきた「技術力」という貴重な財産を継承していく使命があります。これからも末長くお客さまに安心してご利用いただける東京モノレールであるよう、次世代を担う社員の育成にも力を入れて取り組んでいます。

  • 10000形車両のイメージ

    10000形車両

  • 10000形の運転台のイメージ

    10000形の運転台

  • シーサス転てつ器のイメージ

    シーサス転てつ器